社会脳と投薬 1
2008年 06月 17日
社会脳という言葉が、
精神科関連の論文で散見されるようになってきた。
もともとは、哺乳類の大脳の形態的発達に伴い、大脳皮質ーnew cortexが肥大してゆく
これが何の結果なのかという疑問から始まったpursuitである。
個体が生き延びていくために、家族があり、もう少し大きな集団を形成していく
そのなかで、どううまく生き延びるかの技術が社会脳の意味の原型であろう
では、人間にとっての社会脳は、その元になる社会はといえば
社会は、ある職能集団の集合といえるである
社会学の始まりのほうの大家にテンニエスという人がいて
ゲマインシャフトとゲゼルシャフトという大著を書いているが、そこに書いてあるように
職能集団は、家族、民族、宗教といった、技術というより感情を基礎とする集団の対極にあり
両者は合い縄さって社会を発展させていくが
結局のところ、現代消費社会は、どこかの職能集団に属して生きていくこととなる
家庭や教育を終えてからである
社会脳の形成はもちろん、その中でも次第に行われるが
決定的に発展するのは、職能集団に属する初期のころであろうと思われる
そこでいわれているのが
抗うつ薬は社会脳ができていないと効果がないという意見である
私のこの意見には賛成である
社会脳が未熟なうちに
薬を投与して効かない
副作用が出るは理由のあることのように思える
この項つづく
精神科関連の論文で散見されるようになってきた。
もともとは、哺乳類の大脳の形態的発達に伴い、大脳皮質ーnew cortexが肥大してゆく
これが何の結果なのかという疑問から始まったpursuitである。
個体が生き延びていくために、家族があり、もう少し大きな集団を形成していく
そのなかで、どううまく生き延びるかの技術が社会脳の意味の原型であろう
では、人間にとっての社会脳は、その元になる社会はといえば
社会は、ある職能集団の集合といえるである
社会学の始まりのほうの大家にテンニエスという人がいて
ゲマインシャフトとゲゼルシャフトという大著を書いているが、そこに書いてあるように
職能集団は、家族、民族、宗教といった、技術というより感情を基礎とする集団の対極にあり
両者は合い縄さって社会を発展させていくが
結局のところ、現代消費社会は、どこかの職能集団に属して生きていくこととなる
家庭や教育を終えてからである
社会脳の形成はもちろん、その中でも次第に行われるが
決定的に発展するのは、職能集団に属する初期のころであろうと思われる
そこでいわれているのが
抗うつ薬は社会脳ができていないと効果がないという意見である
私のこの意見には賛成である
社会脳が未熟なうちに
薬を投与して効かない
副作用が出るは理由のあることのように思える
この項つづく
by italofran55
| 2008-06-17 10:38