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診察室の窓から


by italofran55
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真夏のパースに行く

真冬に、南の真夏の地に避寒するというパターン

冬うつになってより、していましたが
今回は、テニス療法により、冬うつを克服しての、敢行でした。

おふくろは、なんで、わざわざ、40度以上ある、山火事多発地帯に行くのかと
大変心配していましたが、
まさか、そこに参入するほどの、お祭り男ではありません

オーストラリア・パース
今になって思い出すと、楽園ですね
東京で、暖かくなってきた日差しの中で
死後何周年記念になった、バートバカラックの音楽を聴きながら
じどうしゃをゆっくりと走らせていると
あの町の緑豊かな郊外に帰りたくなりますね



オーストラリアは広大な殖民都市を、イギリス人が設計しただけあって
どこの町に行っても、碁盤上の、整然とした住宅街がどこまでも広がっています

ですから、ストリートの名前を覚えていないとどこにいるのかわかりません
それくらい変化はなく、ヨーロッパの、教会と広場を中心に発展した路地が縦横に町を編み上げる様子に比べて、退屈ではありますが

緯度は、南極に近いので植生は、ケアンズや、ブリスベンのように亜熱帯でなく
色の薄い緑のスペクトラムでヨーロッパに似ています
海岸は、きれいな白い砂浜が続き、何もない広大なインド洋が、やはり、エメラルド系のグラデーションと広大な薄紫色の空を見せてくれます

生活は、日本よりはるかに豊かで、数字には表れていませんね

わたしは、豊かさは、衣食住、景観、時間、医療などで計れると思いますが
ほとんどの点で、日本をはるかに凌駕しているのではないでしょうか

日本が、生産を誇る何かは、彼らにとって、アジアの工場地帯が競争で供給してくれる
安い何かに過ぎません
テレビと自動車、電子機器くらいではないかなー
今その産業が、世界でどうなったかは、ご存知のとうりです

オーストラリアに不景気感はまったくありませんでした
農業大国なので、実際は、貿易する必要もないんですね、アメリカも

手足をもがれてしまい、永久にあくせく働かなければ成らなくなったのは
農業や漁業を捨てたどこぞの国ではないかなー

パースは最もほかの、100万都市から離れた100万都市だそうです
ただ、地下資源はものすごいので、お金持ちの州ではあるようです

ショッピングセンターは巨大で、清潔で、スタイリッシュです
たくさんの、いろいろな人種が行き交っています
すし屋と焼き鳥をかねた店もありましたが、やっているのは日本人ではなさそうで
BBQ味でした
豊かさは三軒茶屋のあるスーパーに入って、その差に腰を抜かすくらいでした

それと魅力は、なんといっても、都市や郊外の景観を作っていく、保持していく能力でしょうね
現代日本には、それが決定的に欠如しています

景観という生活の基本財がない、ないどころか、昔のよいものも破壊し続け、
魚の源である、海岸線さえも破壊してしまっていますね
豊かなわけないし、将来えらいことになるでしょう

少女や少年は、ティシャツと短パンで、はだしの子もいました
オーストラリアはザーラやH&Mも根付かず、コーヒーの世界チェーンもきていません
地元のもので満足ですし、けっこう可愛いです
わたしももちろん、ティシャツを何枚か買いました 600円から900円でけっこういいものがありました

ひさしぶりに、この町に生まれたかったなという気持ちを持ちました
ただ、おっさんにとっては、涼しい日もあったが、暑かった
retireした日本家族がけっこうすんでいるそうです

またいきたいけど、
春とかに来る機会が、あるのかなー?



真夏のパースに行く_c0156217_14321044.jpg
真夏のパースに行く_c0156217_14342868.jpg真夏のパースに行く_c0156217_14345017.jpg
by italofran55 | 2009-02-20 11:20 | 旅行