診察室の窓から


by italofran55
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キンドリング現象と世界

キンドリング現象(定期的な刺激による大脳の燃え上がり現象)
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ある条件が重なり、
脳の一部が勝手に放電しやすくなり

それが全般的な発作に容易に移行しやすくなるーてんかん用語

繰り返しの刺激は
私たちの文明には
むしろ、本質といっていいほど存在している。

てんかんは文明史の一部といっていいほどに昔から存在し
最古の精神科疾患といってもいいかもしれない

小さな家族集団の神話の繰り返し

大征服の英雄のパーソナリティ

現代にも繰り返されているかも

株式市場の暴騰や暴落
アルコール依存症やsex依存症 
はたまた 連続暴行まで

人は刺激にさらされ、踊らされ
自分でないものになってしまう

うつ病も同じかもしれない
刺激を断つ、
または興奮しやすい脳を冷やすために

抗うつ薬以上に推奨される
薬だってある

てんかんの薬である

抗うつ薬はある意味で刺激に対して
人を興奮し約させてしまう面を持つ

ところで わたしも
キンドリング現象に陥っているかもしれない

たとえ 1円の本でも
買うとうれしいのです。
買い物依存症と世間では言います。
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by italofran55 | 2008-10-31 17:00 | 医学

戦争を起こせた国

大戦争を起こせたただひとつの国が

崩壊してしまった。

戦争では解決できないと
世界中が走り回っている。

賢い人は、ユダヤの世界陰謀説を唱える
確かに interenatinalismは、国土を持たない有能な民族の願いであったろうが

有能で貧困な人の希望でもある。
実際にイランの有能な人は、いまでもアメリカをめざしているらしい
アンチユダヤの国民がだ

自由は独裁よりましだ

戦争のできる国が破綻し
何年かに一回 
バブルの崩壊を起こり
困るのは
一般の人だ

金融をcontrollし
自由の世界を再建する
機会だし


より戦争のできない世界秩序を作る
いい機会だ

いまの政府の要人が
過去に繰り返していた
過激な言動がきこえなくなったのは
深いところのこうした動きもあるのだろう

世界は深いところで動いているのではないか
いい方向に動かす責任が
私たちにもある
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by italofran55 | 2008-10-24 22:25 | 医学

記憶と精神症状

私たち人類は、長い記憶を基に生きている。

生物もある意味では記憶を持っている

何億年という記憶であろうか

DNA そのものが記憶であるともいえる

人類が一般の動物と違うのは、記憶を保持するようになってから
画然と知性を獲得したといわれる。

精神科のいろいろな症状や病気も

記憶という点から見る事もできる

たとえば、常に被害妄想に襲われるー統合失調圏内の病気では

それはある恐怖の感情を伴う記憶の再生が
すこしのきっかけでおきるとも考えられる

強迫観念やそれに引き続く行為も
決まった記憶-感情を処理できないで
つねに、その記憶が最初から再生されてしまうというふうにも
考えられる

私たちは、日々のの忙しさに追われ
記憶、思い出し とは無縁に行動していると考えがちではあるが
連綿とした感情世界の中に生きている



では記憶はどこにためられているのかという問題がある

人生の文脈の中で

あることを記憶するには

符号化(encode) 貯蔵(store) 取り出し(retrive) の3段階があるといわれる

おそらく符号化のときに、感情と結び付けられるか、感情と腑分けさせられるのであろう
処理される場所はー扁桃体ー海馬 という大脳側頭部の内側にある大きな桃の種のような部分である

記憶は感情を伴う
というより 記憶と感情はうらはらなものかもしれない

感情なき記憶は 記録にしか過ぎないであろう。
感情が発動したときに 符号化が始まる

では、純粋な膨大な記憶自体はどこに蓄積されているのであろうか
私の知る限りでは、よく説明されていないのである。
海馬自体ではないようである

遺伝子の発現が、遺伝子の数自体に比べてかなり多様であるのは
遺伝子を並び替える遺伝子、組み合わせや時間を支配する遺伝子があると
私は考えている。

遺伝子の4つの基本 CGTAが繰り返しによって膨大な情報量を持つように

記憶も基は単純な基本形がありそれが組み合わせや、次元を変えた組み合わせによって
膨大なものを記憶として保持できるようになっている
一説によると 水の分子がそれを担っているという人もいるらしい。

私たちは記憶そのものであるしーそれがなくなると痴呆という恐ろしい状態になってしまう。

記憶の子供である。

果たして、そうした一貫性のある日を私はおくっているのかといわれると
とても心もとないのであるが。
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by italofran55 | 2008-10-19 21:27 | 医学
福知山線脱線事故の被害者の男性が
3年目に自殺したという
ご冥福をお祈りするとともに
おそらくPTSD-心的外傷後ストレス障害の
恐ろしさを思う。

PTSDは
DSM-Ⅳというアメリカの精神疾患診断基準で言うと

死ぬような恐ろしい事件に巻き込まれるか、目撃した結果
出来事についての苦痛な 想起や夢に反復的に襲われる結果

数ヵ月後に
外傷と関連した出来事を想起させるものを
回避 想起不能 侵入 などにより

麻痺 過覚醒 情動不安定 などがおきてくるという

なりやすさについては
遺伝的なものーストレス脆弱性
先行する繰り返されるストレス
などがあるという

いろいろな他の精神科的疾患も混じっているかもしれない
鑑別も必要である

なくなられた男性も広い背景があったとともに
なかったかもしれない
そうした意味では PTSDは怖い疾患である

もともと戦争神経症から広まっている概念であり
先日 NHKでもイラク帰還兵の女性のことを取り上げていた

原因ーきっかけについては
客観主義ー上記のような限定された衝撃
主観主義ーひく続くいじめ、失恋など、その人にとって
       重大なストレスならば何でもなりうるという立場もあるー精神分析

私に知っている有能な精神科の先生は
かなりいろいろな疾患をこの立場から
治療しているという

現代の職場では、上司同僚とうまくいかず
自信欠乏となっている人もかなり多い
ほっておくと、適応障害の形をとり
社会から脱落してしみそうな人も多い
隠れたPTSDもいるのかもしれない。
 
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by italofran55 | 2008-10-05 21:59 | 医学