診察室の窓から


by italofran55
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カテゴリ:社会ねた( 27 )

アンジェリーナ・ジョリーのようなちょっとグラマー系の女優は好きだし
いろいろな子供を引き取って育てているのは尊敬に値するが
乳房除切手術をしたと聞いてびっくりした

正確には乳腺除切と再建手術だから大きな胸がなくなるのではという私の心配は杞憂だったが

彼女の生い立ち、成人になってからのくせを知ると
すこし心配でもある

ナイフの収集癖があり、自傷行為にて快感を得ていた
セックスの時には互いに傷をつけあって快感を得ていたという

もちろん精神的に影響のある物質への依存もあったと推察する
この時点で精神科に受診していればなんらかの診断名がついてしまう

顔やボディーのラインをみるに整形手術もけっこうしていたのではないかと想像される
一般的な意味で負の行為の連鎖からpositiveな方に逆転した
アメリカらしいいい話であると思う

そして今回のがんの予防のためのオペ

若い頃から一貫している何かがある
強烈な自我意識 それゆえの自我境界の鮮明さを求めること
コントロールへの欲望とその喪失 挑戦 といえるか

彼女は今回は健康への飽くなき挑戦をしているといえないだろうか
アメリカのcutting edge な知識の力も借りてーいかにもアメリカ的と思うが
今後10年の間に予防法さえ驚異的に進化することさえあるというのに

ひきつづく自己へのメスのいれよう
(polysurgery 頻回なオペ症とでもいうのだろうか) 
を思い出してしまった

であれば乳腺のオペの後またするのかなと予測していたのだが
卵巣摘出もするというー
一連のがん予防ともいえるのであろうが

彼女の人生では

今後も理想を求めてオペが続くのではとちょっと考えている
彼女のようにかなりの勢いで前向きに生きることには大いに賛成である
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by italofran55 | 2013-05-17 11:36 | 社会ねた

佐藤浩市さんの表情

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佐藤浩一さんとは実際にあったことがある たいしたことにおもわれそうだが
近所のゴルフ練習場であり たんに挨拶をくれただけだ
礼儀正しい若者という感じだった

女性と呑んだりすると佐藤浩市がすきという意見が多かったなー
単に格好のいい俳優だと思っていたが
三国連太郎の死を契機に印象が変わった。

三国さんの人生そのものが劇である
本当とすれば戦前の時代によくあった話とも思うし
きわめて日本人的でない物語とも思える

彼自身が私生児であり被差別部落出身の養父に育てられたとも言う
14歳の時に出奔し戦争忌避をするが母に隠れていたところを憲兵隊に売られ
満州に兵隊として取られる 1300人中生き残ったのは30人くらいらしい
戦後の混乱期になにをしていたかわからないくらいの激動の後に
銀座で俳優としてスカウトされる 当時180cmの美丈夫 顔はイタリア人が裸足で逃げ出すほどいい男だ
その後数回結婚し佐藤浩市は中学生の時に母子とも捨てられている
ただし女性と別れるときは財産を全部与えて無一文で逃げ出しているという

佐藤浩市は一番父が必要なときに捨てられている
三国氏も何回もそういう目にあっているそうだし
国家という父の象徴のようなもののに
徴兵され、殺戮を目のあたりにし、おそらく引き金も引き
殺されそうになった心境というものはいかなるものだったのだろう
飢餓海峡という古い映画は もと殺人犯の会社社長の物語らしいが
まさに三国氏の人生を象徴しているのではあるまいか

佐藤さんは20歳の時に早稲田の駅で俳優になりたいことを伝えたという
素っ気ない返事だったらしい
彼は2度深刻な父の喪失を味わっているのだろう

三国氏の死に関して そりゃひどいもんですよ という言葉を泣きそうになりながら
マスコミに語っていたのは
なぜか憎しみとなぜなんだという複雑な愛情の混じった困惑の表情に見えた

彼は神楽坂の芸者をしていた母が新しい彼ができた時点で家を出ているらしい
不思議なことに父の出奔の時期と重なっている

飲み屋をしていた母は認知症となり30年間断絶していた母を今はを家を建てて面倒を見ているという

佐藤浩市の表情を見ていると芸能界という虚構の世界でよくぞここまで
抑制の効いた美しい表情を見せてくれるものだと感心した 
こんな本当の感情のこもった表情はみたことがない
女性ファンが見抜くのもむべなるかなだ

三国は壮年期までは実生活において人間に近づき暮らすことが怖かった人のようにも思える
そんな人が人間を描き出す名優になる 

人間嫌いで人に見せないいくつかの
自分だけの幻想的な美城を築いたルードウィッヒ2世が
世界から押し寄せる観光客で
その城がいっぱいになっているのに似ているとふと思った。
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by italofran55 | 2013-04-16 21:39 | 社会ねた
すこしずつフランス語を習っているが進歩はカタツムリのようだな

学生時代同級だった人が東大の文学部から受験しなおしてきた人がいて
プルーストのような小説を書きたいと行っていたっけ 昨年まで母校の准教授だったが
フランス旅行をしてレストランに入ったときメニューが読めて注文できるまで習おうかとしたのが間違えだった
大変な労力です

ヴァレリーの海辺の墓地などようやく読めるところまで来たかな

最近はなぜかロンサールという詩人に興味がでている
日本ではあまり文献もないのでフランス文学者の領域を読んで探し出している
井上究一郎というひとはプルーストもロンサールも訳があるので
文集を図書館から借りだして読んでみる

今年はシチリアに行ったことがないので
そのなかにモーパッサンのシチリア旅行記があることを知る
さて原本や和訳はあるんだろうかとamazon.frやamazon.jpで調べると古書の放浪旅行 La vie errante というのがそれにあたるらしい

フランス版にアクセスするともやは電子版しかないらしい
しかしなんと無料である
amazon.comにアクセスしkindleをdownloadし la vie erranteを無料で?買ってみる
なんとパソコン上にその本が存在している

多大な苦労とお金をかけて書籍を得るのはずがほんの一瞬であった
情報化と無料化が文化の拡大に計り知れない貢献をしていると思われる
びっくりした

ところで香港に行くと無料のWifiが飛び回っている
上海に働く若い友人が帰国して田舎に帰ると
無料のWifiが存在しない この国はガラパゴスだと嘆いていた

何かに遠慮しているのか無料化が怖いのか
情報化に大事な無料化をこの国はどこかに置き忘れてきているようだ
情報化もおぼつかないだろうとげんなりした
写真は香港のとあるホテルのジャグジーにひとりはいり赤ワインを傾けていい気持ちになっている男です
残念ですがわたしではありません(笑)
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by italofran55 | 2013-02-19 09:34 | 社会ねた
このところ 夢が多い 眠りは深いのだが 朝はおきにくい
暑さでまいっている面もあるのだろう

明け方の夢はこんなふうだった
郷里の親しいおじさん達と出会って
近くを散策していた

それがなぜか諏訪湖の上の方だ
すこし歩くかc0156217_12114351.jpgないと諏訪湖は見えない

歩いているとちょっと広いところに
厩舎みたいのがみえて
皆で入っていった

そこは捨てられた動物の安楽死のための保健所の施設だった
動物たちは平穏な顔をしているが 希望というものは見えなかった

そのなかに黄色いひよこのようなちいさな鳥の子供がいて
しきりに羽ばたいていた
しかもよく八ヶ岳にいるやまねというような小さな動物を
背中に背負っていた

飛べるはずはないだろうとみていると
少し羽が生えて重そうに飛び立ち始めた

どこへいったのかその後はわからない
落ちたのだろうか

わたしは中庭でもう殺処分にあうだろう
凶暴そうな犬に対面していた
突然わたしのほうに向かって突進してきた
少し怖かったが
鎖につながれていて私は無事であった
わたしはその犬の行く末になんの同情も感じなかった

わたしはいつものくせで
その動物の写真を撮ろうとしていた

少し時間が経って
辺りを見回すと
知り合いの郷里のおじさん達は
先に行ってしまったのか
誰もいないのだった

わたしはその殺処分のための厩舎をでた
山の辺の郊外の街がひろがっていた

自分で思うにとても単純な夢だ
もっと荒唐無稽な夢を見ることがあるが
おきて1時間くらいすると忘れてしまうので
書いてみた

人間の記憶はコンピューター科学で言えば
とくに画像関係で言えば圧縮というメカニズムを採っていると言われる

画像全部ではなく普遍的な概念で構成されたなかに
特徴的な点を読み取り、または書き込み
あとで一般的な概念の上に特徴を上書きして
読み出しているというものだ

読み出すときに障害があれば
間違えや健忘が出現する

記憶物質があると言うより
ソフトとして記憶が保持されているというのである

夢はその圧縮が極端なかたちで現れていると言っていいかもしれない
その意味では今回の夢は余り荒唐無稽ではない

半分覚醒していたのかもしれない
いまの日本が置かれている環境を
無意識のうちに投影しているのかもしれない
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by italofran55 | 2012-08-12 12:09 | 社会ねた
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写真はプロの写真家 テニス仲間の大塚佳男氏の作品

このところ 芸能人夫妻の離婚訴訟がけっこう報道されている

やじうま精神科医としてはさっそくそうなんだなーと分析してみよう

夫は顔を見るのもいやだといい 妻は骨を看取り合う仲になりたいといい
結婚がうまくいくだろうといい しかし 夫婦げんか中の音声を秘密に録音してインターネットに流してしまっている

別れたい夫にとっては余計に不信感が増し、ストレス度が最高に高まる言動のように思える

妻がわは どうも夫側の言い分からするとけっこう依存性が強い人のように思える
しかしこの依存というものはけっこうくせ者で攻撃性が裏に潜んでいることがある

依存ー攻撃性 受動ー攻撃性ともいえる
現在 夫はこの愛情を装った攻撃性に大いに悩まされているようにみえる

夫の父は有名な俳優でキャスターだった
アルコール依存を表明していたが、典型的なものではなく
根本に双極性障害があるとおもわれる

夫が酒と睡眠薬がないと眠れないと言うことは
興奮を抑えるために行っていると思われるが
余り賢明なこととは思われない

もう一つは美しい女優で賢婦人であった母の影響下から脱していないように見える
夫は母への依存から妻への依存の移行に失敗した

それはおそらく妻の側も依存したい性向が強かったからと思われる
妻の側がかなり受け入れるタイプであったら
ここまでこじれなかっただろう

問題は妻がこの訴訟というものにある種の攻撃性の対象を見つけているように見えることである
彼女の母は自殺しているそうである

この訴訟はいつか終わる 早く終わることを願うが
そのとき対象を失った彼女の精神状態が
もっと不安定化することは容易に予測できる
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by italofran55 | 2012-06-03 10:43 | 社会ねた

街の渋い店が消える

何年か前 洗足の町の鰻屋がなくなってしまった。
跡地は住宅会社に貸しに出された
そのほうが儲かるのだろうか

三軒茶屋も有名な鰻屋は廃業してもう一軒 若林に残っていた店もなくなってしまった

そして洗足にあったただ一軒の和菓子屋も廃業するそうである
和菓子好きとしては痛い ただし和菓子の先生から聞いたら
砂糖のかたまりですよとのこと 本当に健康にいいのかな

日本の町から味のある商店が恐ろしい勢いで消えて行っている

産業から行くと高度な工業国の仕事はとても多様化しているという
東大の教育社会学の本田由紀さんという人の書籍に出ている
多元化する能力と日本社会 c0156217_8551265.jpg
精神科からみた仕事ということを考えさせてくれる本だ

それについて行けない人も大量に出てきている

仕事は多様化して難しくなっているが
実際の町や食文化が多様化しているといえるのだろうか

豊かさの本質的なところから行けば
商店街がじつは安定した職を供給していたともいえる

そこから追い出された人たちが
急遽 メンタルクリニックにきているという構図も
ありそうである

ヨーロッパにはあるが日本には
もう昔のような商店街は復活できないだろうな

写真は最近facebookでよく見る フランスの危機に瀕する古城というサイトである
フランスは無数にこのような廃墟が残っている
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by italofran55 | 2012-05-11 21:15 | 社会ねた
週刊朝日はクリニック用に毎週取っているので
なにげに読んでいる

Kという婚活詐欺 凶悪犯罪者についてのルポが
はじめは面白くて読んでいた

ジャーナリストっていうのかな単なるルポライターでしょ
最初はおもしろおかしく読んでいたんだけれど
最近読めなくなったし 
何となく吐き気を催すようになった

不美人 売春婦 デリヘル 平成の毒婦 ?
しかし 判決は最高裁まであるんですよ

しかもこの人の親族まで巻き込んでいる
有罪は確定していない

このルポライターは相当いい女だ
銀座のホステスでも通用するだろう

しかし、いいのかな
わたしには平成の毒婦の裏返しに思える
自分を売り出したくてうるうるしている
毒婦という本の出版記念 トーク&サイン会もやるという

犯人には犯人の人権とプライバシーがある

この人はそれをわかっていない
微に入り細にいった人生が全部推測通りともわからない
ジャーナリストとしてははとっくに失格だ
小説家になりたかったのだがだめだったのだろう

わたしにもこんな経験がある
デイケアを取材にきて2時間ほど取材と称して
勝手なことを自分の出版に書いていた
有名にはならなかったが

このたぐいの人たちは自分を売り出すことが
最終目的と思える どんなに才能があっても

その餌食になったのが平成の婚活詐欺師だ
このルポは社会になにももたらさない
成り上がりたいという欲望の産物に
人は踊らされてしまう
言論による集団リンチをしないのが
民主主義の基本ではないだろうか

こんな記事があるならば
犯人も被害者も匿名にするべきと思う

人権が大事だ 弱者のために 
あの寒い北ヨーロッパはそのことに
気がついている
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by italofran55 | 2012-04-25 22:04 | 社会ねた

明日も今日の続きなの?

先日 有明のある外車の中古車センターにいってきました
久しぶりに お台場から有明を走りましたが
写真のように 未来都市の美しい風景が見られました
お台場から都心の湾岸では 高層ビルが乱立していました

人の気配のない未来都市、商店街も赤提灯もありません
買い物するのには不便そうです

格好いいなと思うと同時に
大丈夫かなとおもわれました


鉄とコンクリとそして最後には電気を大量に使う都市だからです
この流れを続けたいために
日本の産業構造を変えられないんでしょう 鉄 コンクリ 電気
日本の文化の精髄はそこにないんですがね 

省エネの都市を造らなくてはいけないのでは
先進国でももっと省エネのいしきは強い
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お台場には荒涼たる土地が広がっていました
東京の大不良資産でしょう

ああここでオリンピックしたかったんだなと思いました
しかし、今の東京にそんな余裕があるんでしょうか

いったん大地震がきたら
100万単位の帰宅困難者が出てしまうらしい
防災都市や省エネの都市にすべき
早急な政策が必要なのでは

日本人は元々が農耕民族で
長い間今日の続きは明日と平和に思ってきたのでしょうが
このところの日本を見るとどうやらそうはいかなくなってきたのではと
思ってしまいます。
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by italofran55 | 2012-02-07 22:31 | 社会ねた

地井武男さん

目が見えないー神経内科的問題の可能性 視交差近辺 以降大脳

目が見えにくいー精神科的(神経内科的問題がないとすると)

そして、ブドウ球菌で失明の危機の、患者さんの知り合い
          ー眼科の問題とは思いますがc0156217_2252676.jpg
とても心配です
新しい、健康へのリスクが増えていないことを祈ります
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by italofran55 | 2012-01-31 21:58 | 社会ねた

future is wild

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amazonでおもしろそうな、安い本を買うのが密かな趣味である
中には1円というものもある、amazon参加の古書店はどこで儲けているのだろうか?

送料でもうけているのかという推理もあるが、それはおいておこう
人間がいなくなった世界 という本がおもしろそうなので検索すると

future is wild という目にも鮮やかな未来の動物のCG満載の本が安く売っていた
いまも13円ででている

2億年後の世界の、想像上の動物が緻密に現前するがごとく描かれている この本は安い!

読んでもおもしろいのだが、読み進むうちに複雑な気持ちになってくる

気候変動によりもちろん人類は滅亡している、この気候変動は周期的に何回も繰り返されている
科学的な根拠がある 人類にとっての一番の脅威はじつはこれだろう

そして大陸も移動して 巨大な新パンゲア大陸も出現するという
大陸は常に動いているのだ

想像もできない多様な動植物が いままでのように適応と突然変異でうまれてくるらしい

しかし、ここで、原子力発電所や核のゴミを考えてみよう

世界中にばらまかれてしまった
膨大な核のゴミをどこにしまうのだろう
最近もフィンランドの地層の奥深くに10万年しまうという映画があったが

地表はいつかしらずしらす、大きく隆起したり沈下したりしていくのだ
そのとき地下の核のゴミの収納施設はものすごい力で破壊され

放射能は何千年にもわたり漏れ、地下水をも汚染するだろう
とくに地表面積あたり地球で一番の日本列島の汚染は想像を絶し
生物の絶える土地になるのではないか

2億年後の生物は残念ながら、この本の通りにはならないだろう
人類の気まぐれで生まれたプロメテウスの火があらゆる生物に甚大な影響を与えてしまう

人類のほんの少しがノアの方舟で宇宙に逃げ出して行きー神話が再現される 

そんな悪夢をみたくないものだ
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by italofran55 | 2011-12-22 17:27 | 社会ねた