診察室の窓から


by italofran55
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患者さんの老化、または日本全体の老齢化に伴い私の仕事も老人のかたのなにか、精神機能だったり成年後見制度に伴う鑑定などを見ることが増えてきた。

きわめて老齢化し介護保険はあるものの家族で介護することが難しくなると
やはり老人ホームのようなところに入ってしまう人が多い
家族が健在で、ご本人が健在であってもだ
そのような方の中には自宅を持ちつつホームと自宅を往復しかなり活動的に老齢期の生き方を創造しておられる方もいる
そのことについてはそのうちに書く機会もあるかもしれない

しかし老人ホームに実際に入るとなると
それまで一軒家でかなり余裕のあるスペースで暮らしていた人も
6畳とか8畳の空間を日常のものにしなくてはならないのではないだろうか
つらいことである

最近三茶のランチを探していて珍しいことに鰻屋があったので
たまに行く
1階が6畳ほどそして2階もあって6畳すこしあるかな
きわめて日本的な狭小の空間で営業をしている人と話す機会があるので
いろいろと店の成り立ちをきくと
戦後にたくさんの人が焼け跡にお店を建てたらしい
2階にガス栓があるでしょう?なんだかわかります?
となりの肉屋さんと共同で使用していてすき焼きもやっていた名残なんです
うちらは家族5人でここに住んでいたんですよ
えーあの6畳に?
そんな時代もあったのだ

老人ホームのあるべき姿を考えて
北欧モダンハウスという本にあたる
西欧の基本にあるものはもちろん人間志向のデザインではあるが
土地の豊富さ 豊富に使おうとする意思ではないかな

しかし日本人はどうだろうか6畳に5人ですむのも
猫の固まりみたいでよいとする感覚があるのではないかな
さすればとても広いスペースを持った老人ホームは
夢のまた夢かもしれぬなc0156217_10531134.jpgc0156217_10521836.jpg
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# by italofran55 | 2013-12-08 10:52 | 医学

重電子機器装備旅行兵

10年間の旅行と比べると 電子機器 IT化が格段と進んだ感がある 
それが旅行の趣を増したかと言われると
おそらく便利で早くなったからということはそれに寄与はしていないだろう
島崎藤村や永井荷風が長い時間をかけてマルセイユに乗り込んでいった時代の趣も濃さという点ではうえではなかろうか

10年前はカメラも初歩的な電子カメラかあるいは銀塩だったかな
携帯も持って行かなかったな
前回の電子機器と来たら デジカメ2台 ビデオ 携帯 国際WIFI マイクロソフトのsurface 充電機器各種
もちろんすべて使いこなす時間自体が大変で
しかもレンタカーのなかにビデオは置いてきて おそらくレンタカーの掃除担当ががめたのか出てこなかった
保険でお金は返ってきたが思い出は帰ってこなかった

だからいきあたりばったりでいいのだとも思う

プロバンスの旅行でカシスという町がとても好きだが
その帰り高速でなく地図上では緑の太い線の引いてある道を通ってマルセイユまで帰った
遠かったが偶然マルセイユの南端でコルブジュの集合住宅を見ることができた

コンクリの打ちっ放しの嚆矢であまり好きでないなーと写真では感じていたが
実物を見ると日本のコンクリの打ちっ放しとはまったく違う素材感 存在感 デザインという言葉では表しきれない精神性が漂っていた

とにかく巨大でふんだんにコンクリを使っているので
日本のコンクリによくある塗った感覚が無く
まるで石を組み合わせたような迫力がある

しかも建物の中の通路も町のように広く大きい
モチーフは汽船とも言われるが私にはエジプト風にみえた

ある貫かれた芸術性の中に住居する喜びがあるであろうと思われた

フランスの生活の豊かさー鷹揚さ 日本も土地は余っているのだから見習ったらいいと思うが
それでだいぶゆったりする

実物を見てコルブジュの大きさを実感した

昨日 テレビでフランス語のなかでこの一角を中古で購入したフランス女性の
編集者が出ていて懐かしくなにか羨ましかった

引退したらマルセイユ近郊のカランクの小さな村に住むのが
現在の夢である c0156217_22441787.jpgc0156217_22425945.jpg
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# by italofran55 | 2013-11-22 22:47 | 旅行
クローン人間 理論的にはできるはずですね ボリーでしたっけ 羊でいましたよね
なにか不具合があって早死にするんではなかったかな

しかしジョン・レノンのクローン人間 わくわくしますね
もうどこかにクローン人間はいるんでしょうかね

遺伝子の配置はそのひとの究極の個人情報ですよね
それを他人が所有して人を作ってしまう

新しいジョン・レノンが表れたら その歯科医は個人情報保護違反で自分のアトム君から訴えられるんではないかな

ジョン・レノンが小学校に入るあたりから自分はジョン・レノンだと自覚し始める
そしてカナダからイギリスに渡りあの港町に着く

失われた父か失われた自分探しの旅が始まる
おそらく才能があるのでまたなにかやってくれるんではないかな


あたらしいyesterdayも生まれるでしょう

ポールもリンゴもジョージもクローンを作って
新しい音楽を作って欲しいね

ビートルズ世代としては現代のポップはあまりに味気ないから

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写真はhaut provenceにあるsisteronという町
プロバンスからアルプスに行く途中の地方に今は興味があります
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# by italofran55 | 2013-08-24 18:57 | 医学
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飛行機の中の雑誌でアメリカの俳優に双極性障害が多発しているとの記事があって
その中の一人に
キャサリーン・ゼタ・ジョーンズがのせてあり
帰りの飛行機で新作の映画 side effectのなかでゼタ・ジョーンズがかなり憔悴した様子で
精神科医を演じているには笑った

あのタイプの女優が好みでソフィー・マルソーにも似ている
双極性障害の多発について少し考えてみると
いままで鬱病と診断していたのに躁状態をさぐる癖が精神科医の中に勃然とわき上がり
その診断をつけるのとやはり過剰診断もあると思われる

しかしアメリカの売れている俳優であれば双極性障害になる下地はけっこうできているともいえる

いくつか挙げてみよう

まず世界的な俳優になるという野望に
発揚性性格があるだろう

そして自分で見ても美しい格好いいという
自己愛的傾向もあるだろう

実際に美しいし
もてはやされて実際にもてて
けっこうパーティがあって出会いがあって
アルコールに浸る機会があって

お金は十億単位から百億単位があって
欲しいものははほとんど手に入って

あげているうちに疲れてきましたが
躁状態になる要素がごろごろ転がっていると思いませんか?

軽い躁状態を逆に見てみれば
喪失の結果落ち込む要素も結構ある

若さの勢いでやってきたことが
成熟を伴わないと ほとんど仕事がこなくなる
大部分はこうなりますね

若さを失い極端な容貌の変化に見舞われる

love-affairも少なくなる
逆を言えば家庭生活が破綻し
アルコールやセックス依存になりやすくなる

収入も激減する または高収入だった頃使いすぎ
投資に失敗して貧困化する

見事にそうとうつになる要素がそろっています

幸せすぎて病気になるということが世の中にはあるんですね
うらやましいです
残念ながら私もそして貴方も逆はありますが
スーパースター達の精神状態には至ることはまずないでしょう
それはそれでちいさな幸せかもしれません

では若き頃のゼタジョーンズの美しい姿を映画で見ながら
安いシャパン飲んで寝ることにしましょう

また明日土曜日なのに診察しなくてはなりませんし
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# by italofran55 | 2013-08-02 21:37 | 医学

統合失調症のある典型例

典型例を見ていると気がつくことがある
もう初老期に入った患者さん

つねに何かに侵入されるという恐怖を抱えている
安心ができない
掘っていくと根本には被害ー関係妄想がある

記憶とか日常生活上の見当識はある
いわゆる海馬 扁桃体系統は大きく障害されてはいないが

視床ー大脳基底核ー大脳皮質
いわゆる大きな人間の思考ー感情モードを司るところが障害されていると考えられる

不安モード 攻撃モード 逃走モード 性行動モード 固着モード など
である それが発動されると記憶 状況に対する感情を乗り越えた
モードに入ってしまう

患者さんは常に不安モードにいるようだ

家にはいられない ここもいやだ あそこがいい
どこにいることも決められない 決定不能に落ち込んでいる

親にはそのため依存し攻撃しときには愛着する

どこかでみたことがある光景である
4~5歳の子供がだだをこねているときに似ている

あっちにいくこっちにいく
お母さんが悪いんだと

大脳ー行動的にはそこらへんで脳の発達がとまってしまっているのかもしれない
脳がある程度発達してからの発祥でないので
薬が効かないのではないかとも思われる
いくつかの症状から架空の症例として造りあげてあります

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# by italofran55 | 2013-07-26 21:47 | 医学