診察室の窓から


by italofran55
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アメリカの俳優になぜ双極性障害が多いのか?

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飛行機の中の雑誌でアメリカの俳優に双極性障害が多発しているとの記事があって
その中の一人に
キャサリーン・ゼタ・ジョーンズがのせてあり
帰りの飛行機で新作の映画 side effectのなかでゼタ・ジョーンズがかなり憔悴した様子で
精神科医を演じているには笑った

あのタイプの女優が好みでソフィー・マルソーにも似ている
双極性障害の多発について少し考えてみると
いままで鬱病と診断していたのに躁状態をさぐる癖が精神科医の中に勃然とわき上がり
その診断をつけるのとやはり過剰診断もあると思われる

しかしアメリカの売れている俳優であれば双極性障害になる下地はけっこうできているともいえる

いくつか挙げてみよう

まず世界的な俳優になるという野望に
発揚性性格があるだろう

そして自分で見ても美しい格好いいという
自己愛的傾向もあるだろう

実際に美しいし
もてはやされて実際にもてて
けっこうパーティがあって出会いがあって
アルコールに浸る機会があって

お金は十億単位から百億単位があって
欲しいものははほとんど手に入って

あげているうちに疲れてきましたが
躁状態になる要素がごろごろ転がっていると思いませんか?

軽い躁状態を逆に見てみれば
喪失の結果落ち込む要素も結構ある

若さの勢いでやってきたことが
成熟を伴わないと ほとんど仕事がこなくなる
大部分はこうなりますね

若さを失い極端な容貌の変化に見舞われる

love-affairも少なくなる
逆を言えば家庭生活が破綻し
アルコールやセックス依存になりやすくなる

収入も激減する または高収入だった頃使いすぎ
投資に失敗して貧困化する

見事にそうとうつになる要素がそろっています

幸せすぎて病気になるということが世の中にはあるんですね
うらやましいです
残念ながら私もそして貴方も逆はありますが
スーパースター達の精神状態には至ることはまずないでしょう
それはそれでちいさな幸せかもしれません

では若き頃のゼタジョーンズの美しい姿を映画で見ながら
安いシャパン飲んで寝ることにしましょう

また明日土曜日なのに診察しなくてはなりませんし
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by italofran55 | 2013-08-02 21:37 | 医学