診察室の窓から


by italofran55
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素人歴史探偵 出雲編 その5 因幡の白ウサギ

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因幡の白ウサギの話は子供の頃からみんなが知っている
絵になりやすいのでイメージで覚えていると思うが
背景の意味を解釈してみよう

白ウサギは隠岐の島から因幡に渡るときに
フカに私の部族の人数と比べさせてよ
並んでみてと頼み
フカの群れにならんでもらいその背中をぴょんぴょんと跳び越えて
まさに因幡の浜につこうとするときにだましたのよと告白して
毛をむしられてうち捨てられる

通りかかった大国主命の兄たちに塩を塗りおこめば
早くよくなるといわれてやってみると
余計にひりひりして苦しんだ
末弟の大国主命が真水で洗いがまの穂をひいてその上を寝転んでいれば直ると教え
その通りになったウサギは貴方は因幡の八神姫と結婚できるでしょうと予言し
婚姻が成就したというのである。

この背景の意味はあきらかであるがあまりに直截な話なので作り替えられたのだろう
象徴しているものを置き換えて読んでみよう

白ウサギは女性である 隠岐の島から因幡に渡ろうとしている
フカの群れは軍隊であろう
白ウサギは因幡の姫である八神姫とごく近い仲であるように思われる
一族か姉妹、近習の姫であろうか
おそらく隠岐の島の領主のもとに嫁いでいた

隠岐の島は大国主命の兄弟にとって領地獲得の標的となっている
兵に囲まれた隠岐の島の姫は命からがら島を抜け出し故郷の因幡に着こうとしたところを
大国主命の兄の兵、または兄によって乱暴、強姦されてうち捨てられる
末弟であった大国主命は白ウサギ姫をすくい姉である八神姫と婚姻をして
島根のとなりの地方鳥取あたりを勢力圏に引き入れた

大国主命の一族が勢力を拡大していく上でおきたエピソードを
神話として読み続けられるように書き換えたとみてよい

しかし八十神の反撃がいつか起こるだろう

大国主命一族が滅亡した後八百万神たちさえ
出雲大社に集まってしまったのだから
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by italofran55 | 2013-05-10 12:55 | 歴史