診察室の窓から


by italofran55
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時差ぼけとうつ

ヨーロッパに行くと1~2日で向こうの時差になれてしまうが
帰国すると、10日から2週間調子が悪い
歳をとったせいもあるだろうし、こちらではすぐに診察室で
日も浴びずに頭脳労働のためもあるか

うつ状態とはこのことかと
まじに体験した

昼夜逆転、体は眠っているが、脳は眠っているようで起きている
その結果、妙にリアルな筋立てがわかる悪夢を見る

頭は起きているときに妙に体がだるく 脱力感を感じる

仕事でせいいっぱいで
1週間くらい記憶が飛んでしまう
意欲はなく、何かを楽しもうという余裕がない

食欲も規則的ではなく、ときに胃の調子はわるい

すべて時間の位相のずれが引き起こしている
うつ病はこんなところに秘密があるかもしれない

jet-lag 時差ぼけを繰り返すと
うつになりやすい または発がん性が高まるという論文さえある

私の患者さんの中でも
頻繁に外国出張があり、うつ的な人が多いのも事実ではある

メラトニンというホルモンがあり
それが時差ぼけを解消するというので飲んだことがあるが全く効かなかった

白人には効くが,
日本人で効いているという人に出会ったことがない
アミノ酸からできているから、そのまま飲んでも
胃腸でアミノ酸に分解されてしまうのではないかとも思うが
今年の6月に武田製薬から発売されたというから
ちゃんと吸収されるのであろう

時差ぼけが解消してくると
緑したたるヨーロッパの田舎が恋しくなる

ああこわーc0156217_1052268.jpg
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by italofran55 | 2010-07-25 10:46 | 医学