抗うつ薬の極量投与が本当に必要か?Ⅰ
2009年 06月 15日
感情障害のうつに関するアルゴリズムには
初期投与からある期間を経て
効果が見られないときは
速やかに極量投与が必要とある
ただ、入院が必要な人や、自殺企画の可能性のある人
ともつけくわえてある
これには最近、いろいろな方面から危険性が指摘されている
攻撃性に関する指摘も
そのひとつであるし
セロトニン症候群に対する疑念もそうである
うつの臨床を毎日していて
極量投与が必要である状況は
そんなにない
なぜだろうか
まず外来であるーしかも病院でないー重傷な人が来ない
反応する人は適当量で改善してしまう
うつ病の軽症化もある
うつ病のsub-type 下位分類には
このところいろいろな検証がなされている
逃避型ー広瀬氏
現代型ー松波氏
未熟型ー阿部氏
職場直結型ー加藤氏
不機嫌性障害型ー樽味、神庭氏
(なぜか、東大、医科歯科系に命名が多いか)
重症化より、弱力型の性格ー状況型の分析が多いのである
むしろ薬物療法だけでは解決が遠くなっている可能性もある
うつ症状だけ捉えて
性急に抗うつ薬を急に増やしたらどうなるであろうか
いろいろな不具合が起こる可能性が高いであろう
極量投与の必要な患者さんは
わたしのところでも数パーセントしかいないだろう
むしろ危険のほうが多いと思う
院内処方で薬を出しているところは
無意識に極量を処方しやすいこともあるだろう
うつ病に対する状況的診断が
必要だと思われる
初期投与からある期間を経て
効果が見られないときは
速やかに極量投与が必要とある
ただ、入院が必要な人や、自殺企画の可能性のある人
ともつけくわえてある
これには最近、いろいろな方面から危険性が指摘されている
攻撃性に関する指摘も
そのひとつであるし
セロトニン症候群に対する疑念もそうである
うつの臨床を毎日していて
極量投与が必要である状況は
そんなにない
なぜだろうか
まず外来であるーしかも病院でないー重傷な人が来ない
反応する人は適当量で改善してしまう
うつ病の軽症化もある
うつ病のsub-type 下位分類には
このところいろいろな検証がなされている
逃避型ー広瀬氏
現代型ー松波氏
未熟型ー阿部氏
職場直結型ー加藤氏
不機嫌性障害型ー樽味、神庭氏
(なぜか、東大、医科歯科系に命名が多いか)
重症化より、弱力型の性格ー状況型の分析が多いのである
むしろ薬物療法だけでは解決が遠くなっている可能性もある
うつ症状だけ捉えて
性急に抗うつ薬を急に増やしたらどうなるであろうか
いろいろな不具合が起こる可能性が高いであろう
極量投与の必要な患者さんは
わたしのところでも数パーセントしかいないだろう
むしろ危険のほうが多いと思う
院内処方で薬を出しているところは
無意識に極量を処方しやすいこともあるだろう
うつ病に対する状況的診断が
必要だと思われる
by italofran55
| 2009-06-15 21:12
| 医学