診察室の窓から


by italofran55
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薬物治療は進歩する

現代の薬の発展、進化のスピードはある意味で凄まじい
実際に出る薬以上に、科学生物学的知見の進化がより以上の速度で進んでいるからである

つい最近はips細胞が純粋にアミノ酸ー蛋白質から合成できると出ていたが
私としては腰が抜けたな
ある意味での万能細胞を
素材から造ってしまった

だって神の領域でしょ?
人間はついに神になってしまったのか?

まあ核酸だけの話とは思うが、一歩近づいた事は確かである

実際に人の健康、疾病に大いに役立つ薬として
単純に考えてみれば
抗生物質、抗炎症薬、ステロイド、降圧剤、向精神薬、が多大な人の寿命の延長に寄与しているし

新しい生活改善薬とすれば
脂質改善薬としてのスタチン類ーLDLコレステロール(悪玉)を下げることにより
有意に心血管障害の発病を予防する

降圧薬としてのARB剤 やはり血管障害、腎障害を予防することにより
一般生活の予後をよくする

安定剤、抗うつ薬ー特に不眠症、不安障害、軽いうつ病などではなくてはならないであろうと思われる

知らないところで、薬剤は長足の進歩を遂げているのである

私の最近の経験では
ある種の薬がうつ病に劇的に効く
アメリカではこの薬と抗うつ薬の合剤さえあるほどである

うつ病と診断されてえんえんと多量のSSRIを投与されて
さっぱり改善しない人がけっこういる

もちろん、反応しないタイプ、性格的な問題が主題の人には
薬では解決しない場合が多いが

ある薬が特に効いてしまうこともある
生活改善薬とも思える

薬剤メーカーの研究部長の講演で
今後は予防的なところに薬剤の開発の重点が移っていくかもしれないという
お話があったが

やはり多くのひとびとは
そんな薬剤を待っていることであろうし

break-throughな薬が突然出現することも
今の情勢では十分ありうると思う
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by italofran55 | 2009-06-05 21:54 | 医学