診察室の窓から


by italofran55
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診療のアルゴリズム

精神科の診療上で便利なものに、各疾病の専門家が衆智を集めて作成した

精神科薬物のフローチャート、コンピューター用語で言えば アルゴリズムがあり
時として、治療上に参考にしている

アルゴリズムはやはり(医学でいえば最良の治療)の目的達成のための
決められた手順である

それを適応するためには診断が正しいことが前提であることはいうまでもないが

ある診断から発して 有効か やや有効か、無効の三つをたどりながら最適な解に向かっていく

精神科の場合には、最適解=最適治療=最適デザインのために
特徴的ないくつかの制約条件が存在する

年齢的なこと、患者さんを取り巻く環境の変化、
患者さんのもつ特異的なパーソナリティ構造,副作用などである

精神科の臨床医は、薬物のアルゴリズムに加えて、上記したような制約条件の変化に対応しながら

全体的なより大きく精密なアルゴリズムの元に
診療をしているといえる

人工知能が発達すれば、私の治療より優れたアルゴリズムの元に
診察が代行されてしまうかもしれない

調剤薬局では、処方を調剤するときに、コンピュータの副作用チェック機能を使っているようであるが
薬の副作用はメーカーがあらゆることを想定して膨大に書きこんであるので
過剰に反応して困るそうである

医師はそうしたことを経験上から
フィルタリングして処方を行っているが

今のレベルの人工知能には
それを任せられるのだろうか

データ機能の充実によってそれは乗り越えられるのか
興味は尽きない
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by italofran55 | 2009-04-07 01:30 | 医学