診察室の窓から


by italofran55
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

永田元議員の自殺

確か、何年か前は、元議員は、たけしさんの政治番組にさっそうとでて
かなりの正論をしゃべっていた、と記憶する。

わたしには将来の総理候補に見えた。
東大工学部、大蔵省、民主党衆議院議員

絵に描いたようなエリートである。
顔も、けっこう、神経が太そうで、かといって貧乏くさくなく
こんな人がいる政党は野党と言えどいいんじゃないのかなと思っていた。

偽メール事件以降の転落は悲しい。
大きな病院グループの正当ではないにせよ
跡継ぎの一人ともいう

職業柄考えてしまう。
もっと、厚顔な議員がたくさんいるのに
こうなってしまうということはと・・・・

躁うつ病ではあるまいかと

案の定、そうだったらしい
万能感に浸り続けることのできたエリートが
かなりの心的外傷を負う

その結果、政治家を目指すほどの
循環気質に亀裂が生じる

たたき上げならばなんともなかったことが
彼にとっては致命傷に思えるのだろう。

むろん優秀な精神科医はついていただろうに
残念である

わたしの同期にも、とても優秀で人にも好かれていた
医師で飛び込み自殺をしてしまった人がいる
やはりきわめて優秀な精神科医が診ていたが
自殺を防ぐのは、決意されるととても難しい

躁うつ病ー双極性障害のエネルギーの高い人の
コントロールは困難なことが多いのである。

positiveな時期には
自己保全の欲求が強く上昇、権力志向に向いていたものが

negativeな時期には、自殺の方法の激しさからして
同等のエネルギーをまったく正反対の方向に向けるほどに
自死のエネルギーは強烈である。

一般の精神状態で考えたら
なぜそんな力があるのかと思わせるほどの力業である。

c0156217_0554574.jpg

[PR]
by italofran55 | 2009-01-05 22:16 | 医学